ロジカルシンキングなんてしている暇はない!
ピョートル・フェリークス・グジバチ氏の「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法」を読みました。
正確には流し読みですが…
提案されている仕事術が
目新しいということはないですが、
外国人からみた日本的な組織や仕事の問題点が
読みやすく書かれています。
共感点はいろいろとありましたが、
ほんそれえええ!となったのは以下2点です。
『「わからないときに何をすればいいかわかる人」が成功する』
これは日本だからとかではないですが。
言われてみれば当たり前なんですが。
仕事できる人って、
わからない、
で立ち止まらない人じゃないですか。
リーダーみたいな顔して、
わからないことが出てきたら、
それ自分の仕事じゃないみたいな
言い方する人もうほんと萎える(愚痴)。
『「ロジカルシンキングなんてしている暇はない!」』
このタイトル大好きだわ…
『日本では、マッキンゼー流ロジカルシンキングが流行っていて、ロジックツリーやフレームワークを使って考えを深めていく人もいますが、そうやって分析することと、新しいアイディアを発想することは、実は全く別物です。』
ほんそれえええ
ほんそれえええ
IT業界が特にというのもあるけど、
みんなロジカルシンキング好きすぎるのよ。
もちろんなにかを説明するときや、
MECEに分析するときに役に立つことはあると思いますが。
そもそもロジカルシンキングって、
万人向けのツールじゃないと思うのよね。
ロジックツリーを眺めて意味がわからなくなるくらいなら、
直感が出した結論ありきで、
ロジックツリーで逆算しながらロジカルに説明する
という使い方の方が断然良いと思う。
この本にもあるけど、
『「直感」はただの思いつきではありません。今までのあなたの経験の積み重ねからもたらされるものです。』
なわけだし。
むしろ今の時代、
現状ロジカルな説明がつかないけど
価値ある思いつきこそ大事なわけで、
ロジカルシンキング推しなんて
(役立つスキルだけど)
時代錯誤だわーなどと思うのでした。