「四月になれば彼女は」読了
本屋で見かけて、
ひさびさに小説が読みたくなり読了。
いやー良かった…
しかし、恋愛などとは程遠い日々、
最初は入り込めなくてモヤモヤしました。
本書が最初の方は大学生の男の子の恋愛が
主に書かれているので、
娘を持つ母親としてはなんかむしろ
汚らわしき…などと思ってしまいまして…
けれど後半は引き込まれました。
主人公の男性が大人になっていくというのと、
男性の元恋人が
人生何周目かねってくらい大人なので、
大人も入り込みやすい。
内容は触れませんが、
若き日の恋愛とは、
若き日の恋愛のその後に
誰かと生き続ける意味とは、
などと考えさせられます。
私も最後に会いたいのは、
夢中になった相手より、
その相手に夢中だったころの
「私」自身かもしれません。